レトロ喫茶おおどけい

レトロ喫茶おおどけい

内山純
双葉社 (2023年8月8日発売)
ISBN:9784575526844
本棚登録:18

作品紹介・あらすじ

東中野の商店街にひっそりと店を構える〈喫茶おおどけい〉。昭和レトロなその喫茶店には、今日も悩みごとを抱えたお客さんが、偶然訪れる。元気で優しい老店主ハツ子と物静かな孫のハヤテ、二人のあたたかな接客に後押しされて悩みを打ち明けると、店の大時計が不思議な鐘の音を響かせ、店内の時が昭和時代へ巻き戻る。クリームソーダ、オムチキンライス、ミルクセーキ……絶品喫茶メニューと大時計がつなぐ過去が、生きづらさを感...

感想・レビュー (2件)

昭和レトロな喫茶店〈喫茶おおどけい〉 悩みごとを抱えた人たちを温かく迎えてくれる元気で優しさ老店主のハツ子と孫の颯 不思議な現象が起こる喫茶店に、5人の悩める人たちがやってくる!? 一番心に残ったお話は『若き日のミルクセーキ』 私が〈喫茶おおどけい〉に行ったら、どんな料理が出てくるのかなぁ(* ゚∀゚)

某喫茶店の不思議な時計が、悩める人を過去へいざない再生に導くファンタジックで温かい物語。 若干二番煎じ感が否めないが、昔懐かしの喫茶メニューやジャズ楽曲等、昭和レトロなアイテムの数々に心癒された。実際に店があればハツ子さんに会いに通うだろうな。