のりこ

2025年7月13日

久しぶりの柿谷美雨さんの小説。過激なタイトルだけど、中味は家族をめぐる再生のストーリー。 70歳で誰もが死ぬことが法律で決まり、介護から解放されるとほっとする者。頑張ってこの国の繁栄を築いた老人たちの苦労をないがしろにしていると憤慨する者。重すぎる税負担にあえぐ若者たちの安堵。思いはまちまちだが、それぞれの立場に納得する。 日本はもうこんな所まで来ているのだろうか。現実味がある。

七十歳死亡法案、可決

七十歳死亡法案、可決

垣谷 美雨

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