すだれ
2026年5月22日
戦中派女性の12人の素描という趣の一冊。 一つ一つが短いということもあるかもしれないが、筆者から、何が何でもこの人のことを知りたい、紹介したい、という熱が感じられないのが残念である。 唯一、黒柳徹子だけはその熱量が高い気がする。 また、12人の出自はいずれも、出生時は、戦前の価値観でいうところの「中流家庭」以上の出身である(女中を一人くらい雇える家庭レベル)。 この偏りをどう見るべきか。やはり女が名を成すには、親ガチャが大事だったということか。一人くらい生粋の「貧窮家庭」出身者を混ぜても良いのではなかったかと思う。
彼女たちの「戦後」
山本昭宏
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