リツコ

2026年2月24日

全部で四篇のお話がありました。最初の『SDGsな終活』は、余命宣告を受けたお金持ちの独身女性をターゲットに遺産と保険金をもらうために結婚し(3回目)だけど、なかなか死なないから事故に見せかけ殺そうと思ったら、勘づかれてしまい逆に殺されてしまうお話。男が嫌な奴でこの結末に(人が死ぬことにこの表現は不適切だが)安堵したくらいだった。 次の『最後の終活』では、奥さんが交通事故で亡くなって、まだら認知症になった主人公が家の整理などを手伝ってくれた息子と思っていたが詐欺にあっていて、最後は本当の自分の息子だけど女性として生きたがっていたことで仲違いしていた子に会える話。色々な要素が入っており、深く考えさせられた。妻が死んだ後に、ずっと交流のなかった息子(実は詐欺師)とこんな関係が築ける日が来るなんて思いもよらなかったけど、それが本当に幸せだと感じる主人公と息子の関係が詐欺師じゃなかったらどんなに良かったことか。世の中そんなにうまくはいかないのかな。私がも夫より先に死んだら夫と子どもたち仲良く連絡とったりできるかな。 次の『小説家の終活』は、ミステリーではなかった。大どんでん返しか何か恐ろしいことが起こるんじゃないかとドキドキしたけど、大丈夫だった。何か感動しました。 最後の『お笑いの死神』は、六ちゃんすごいな。私もお姉ちゃんが亡くなって一年7ヶ月のせいか、癌の話はちょっとまだ切なくなる。六ちゃんが余命宣告されて闘病していて最後死ななかったとか大どんでん返しはなかったな。この話も、なんか感動しました。

終活中毒

終活中毒

秋吉理香子

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