署長シンドローム

署長シンドローム

今野敏
講談社 (2025年3月14日発売)
ISBN:9784065385098
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作品紹介・あらすじ

周囲から「変人」と言われながらも、数々の難事件を解決に導いてきた大森署署長の竜崎伸也。 そんな『隠蔽捜査』でおなじみの竜崎が大森署を去り、後任として、キャリアの藍本小百合がやってきた。 ある日、管轄内の羽田沖海上にて、武器と麻薬の密輸取引が行われるという知らせが入るーー新署長の手腕や、如何に?

感想・レビュー (2件)

『隠蔽捜査』シリーズのスピンオフ作品♪ 竜崎の後に、大森署へ赴任してきた署長・藍本小百合は只者ではなかった!? そんな中、ある日、羽田沖海上で鈍器と麻薬の密輸取引が行われるとの情報が入り・・・ 本書は、副署長・貝沼悦郎の視点で描かれているのですが、心の声が面白すぎました(笑) 『隠蔽捜査』シリーズ全部読みたいです(*ノω・*)

『隠蔽捜査』シリーズの主人公である竜崎が去った後の大森署に、新しい赴任してきた署長・藍本の活躍を副署長・貝沼の視点から描いた新シリーズ。 個性豊かな大森署の面々に加えて、美貌と天然を兼ね備えた新しい署長のキャラが上手くマッチして読んでいて小気味良かったです。 竜崎とは違うタイプながら、悩んでも仕方ないことは捨てて決めるとこだけを決め、責任の所在はハッキリとさせるところは一緒であり、トップとして必要なことだなー、と感じました。