競争の番人 内偵の王子

競争の番人 内偵の王子

新川帆立
講談社 (2022年8月31日発売)
ISBN:9784065285909
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作品紹介・あらすじ

謎の脅迫状に巨大カルテル、恋の予感も……この業界も私もヤバい。 ドラマも絶好調! 霞が関でも話題沸騰の「公取委」ミステリー。 著者より)全国の働き者に捧げます。仕事帰りの豚骨ラーメンのような一冊です。-新川帆立 公正取引委員会の審査官、白熊楓は、九州事務所への転勤を命じられる。ところが配属先は、前任者が次々と離職しているいわくつきの部署だった。上司のパワハラ、人員不足、慣れない土地での生活に...

感想・レビュー (2件)

9/10読み終わり。面白かった!!福岡に転勤になった白熊が、パワハラ気味の上司、思ったより成果が出ない状況、本局のための下働き、気になる同僚の王子•常盤。本局と合同操作となり、ダイロクのメンバーも福岡入りし、小勝負との数ヶ月ぶりの再会、気になる恋愛への発展♡もありつつ一気に読めた小勝負の母と自分の生い立ちもあり、お人よしすぎる母と白熊が重なっていて、ああなって欲しくないと思っていることもわかる。

元カレの遺言状も面白かったし、ドラマになってたなぁと思って読んでみました。 二作目だったようで、一作目も読んでみたくなりました。面白かったです。 「公正取引委員会」という名前しか聞いたことのなかった職業の物語で、勉強になるなぁ…と。 常盤さんがただの魅力的な人で終わらず、でも完全に悪い人でもないところが魅力的だし物語を面白くしてるなぁと思いました。