権力についてーーハンナ・アレントと「政治の文法」

権力についてーーハンナ・アレントと「政治の文法」

牧野雅彦
中央公論新社 (2023年11月10日発売)
ISBN:9784121101440
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

暴力の支配するところに、本当の意味の権力は存在しないーーアレントがそう定義するのはなぜか。そして、アレントの言う「権力」を理解することによって、私たちは何を得ることができるのか。 世界の行く末が見通せない現在、ますます重みを増すアレントの思想を解読する。 目次より 第1章 政治の文法 第2章 評議会とはどのような組織か 第3章 「連合」の原理と国際関係 第4章 抵抗のための条件ーー黒...

感想・レビュー (1件)

アレントの入門書と位置づけられる。意見と利益、浮遊している大衆と全体主義、政体と参加、代表とはなど、モヤモヤしていたことが解決した。オリジナルも読もうと思った。