2025年5月19日
加賀恭一郎が卒業後教師を経て警察官となって関わる殺人事件のミステリー。バレエを舞台としており、ただ単純な殺人事件の犯人探しでなく、登場人物の動機や人間らしさが興味深かった。「眠りの森」の舞台はかなり専門的で、芸術的な部分もあるように感じた。加賀恭一郎が好意を抱いたバレリーナが最終的に事件の大きな鍵を握っているところが憎らしい。全員の動機づけが綺麗で無理がなく、しっくりくる。
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東野 圭吾