望郷

望郷

湊かなえ
文藝春秋 (2016年1月4日発売)
ISBN:9784167905231
本棚登録:234

作品紹介・あらすじ

日本推理作家協会賞受賞! 心に刺さる連作短編集 都会から離れた島に生まれ、育った人々。 島を憎み、愛し、島を離れ、でも心は島にひきずられたままーー 日本推理作家協会賞受賞作を収録。 閉ざされた“世界”を舞台に、複雑な心模様を鮮やかに描く湊さんの連作短編(全六編)。 収録作「海の星」が日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞、選考委員の北村薫氏は、 「鮮やかな逆転がありながら、小説の効果のための意...

感想・レビュー (4件)

白綱島を起点にした短編

忘れて借りて2回読んだ。特に前半が面白い

暗くて陰湿で 嫌だ!

淡路島のイメージで読んでいてなんとなく違和感…と思っていたら、舞台は因島だったんですね。 島という舞台には、それだけで独特の物語性がある。ただ、母親さえ違う思考回路ならこの悲劇はなかったのに、という話が多く、読んでいて少し食傷気味。一話、二話なら良いのだが、もっといろんな切り口の島の女の話が読みたかった。