乳房のくにで

乳房のくにで

深沢潮
双葉社 (2020年9月17日発売)
ISBN:9784575243260
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作品紹介・あらすじ

21世紀目前、福美は困窮していた。抱えた娘の父親は行方知れず、頼る実家もなく、無職。ただ、母乳だけはあまるほど出続ける。それに目を付けた、母乳を欲しがる家庭に母乳を届ける活動をしているという廣田に福美はナニィ(乳母)として雇われることに。すると、かつての同級生の政治家一家から、ナニィの指名が入り……。 ひとはいつ「母」になるのか。母乳によって子を手放した女と母乳によって母となり得た女の視点から、母...

感想・レビュー (2件)

私も授乳中の子がいる母として読み、心がザワザワした作品でした。 私のXのおすすめに出てきてしまう、「母乳育児」「間違った子育て支援」「嫁姑問題」が詰まった作品だったので…。 自分の子供が母乳を別の人からもらう、他の人になついてしまう、そしてあの姑や旦那…奈江の気持ちを考えると心が苦しくなりました。 一方で、何もなかった自分が母乳を通じて(私の場合は子供を産んだことで)何者かになれた気がする福美の気持ちもすごく理解できて…。 まさか最後選挙で終わるとは思わなかったけれど、私の人生の中でいいタイミングで読むことのできた本でした。

こんな昔の考えの姑いたら最悪だなー。 無痛分娩や完ミ、いろんな選択肢があっていい。古い固定概念はとっぱらうべきだ! 岸田よ、もっと子供を安心して産める世の中にしろー