すだれ

2024年5月4日

パワフルな婆様三人が眩しい時代小説。 コメディ風味だが、底抜けに明るいわけではない。それぞれにしがらみや屈託を抱えながら、死ぬまで自分自身を養っていかなくてはならない三婆さまにはどこか哀感が漂う。 平均寿命が長くなった現代ではお馴染みのテーマだが、江戸時代も案外そんなものなのかもしれない。 物語の展開もコンパクトで無駄がなく、最後も工夫があって良かった。

姥玉みっつ

姥玉みっつ

西條 奈加

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