作品紹介・あらすじ
妹・鐘の誕生、そして父の文学賞受賞と、賑やかになった山野内家。荒野も、受賞パーティーや友人とクラブに出かけ、新たな世界を知る。だが、秋のある日、義母・蓉子が、妹を連れて家出してしまう。そして、荒野は守られていた子供の自分から決別することを心に誓うー。少女の成長物語『荒野』、いよいよ最終巻。
感想・レビュー (1件)
桜庭一樹「荒野 16歳 恋知らぬ猫のふり」読了。 荒野シリーズ3部作の最終巻。15歳になった荒野に妹ができる。親友たちも彼氏や彼女ができる。父は賞をとり、義母は家出する。怒涛のようにすぎていく青春の日々。二度と戻ることのできない日々。いつしか心も身体も大人になり、無邪気だった子供の心には二度と戻れない。最後に、何かを悟ったように微笑む荒野。一体なにを悟ったのだろうか。 うん、面白かった。恋愛要素もあるのはあるが、それはメインではなく、山野内荒野という少女が何を思って何を感じながら成長していくかの物語だった。荒野の三部作を読んでなんか、久しぶりに赤朽葉家の伝説を読みたくなった。本棚から引っ張り出してこようかな。
