それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

加藤 陽子
新潮社 (2016年6月27日発売)
ISBN:9784101204963
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作品紹介・あらすじ

膨大な犠牲と反省を残しながら、明治以来、四つの対外戦争を戦った日本。指導者、軍人、官僚、そして一般市民はそれぞれに国家の未来を思い、なお参戦やむなしの判断を下した。その論理を支えたものは何だったのか。鋭い質疑応答と縦横無尽に繰り出す史料が行き交う中高生への5日間の集中講義を通して、過去の戦争を現実の緊張感のなかで生き、考える日本近現代史。小林秀雄賞受賞。

レビュー (2件)

戦争を開始するまでのプロセスを学ぶことで、どうすれば戦争という結果を回避できるか、戦争をやりたがる層の嘘(積極的・消極的いずれも)にどうしたら気付けるかのヒントが詰まっている。自分がその時代の渦中にあるときに、適切な判断ができるのかは自信がない。事実の把握、適切な評価、それらに基づく適切な行動ができるのか問われる。

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