作品紹介・あらすじ
1944年、ナチ体制下のドイツ。父を処刑されて居場所をなくした少年ヴェルナーは、体制に抵抗しヒトラー・ユーゲントに戦いを挑むエーデルヴァイス海賊団の少年少女に出会う。やがて市内に敷設された線路の先で「究極の悪」を目撃した、彼らのとった行動とは?──本屋大賞受賞第一作。
感想・レビュー (2件)
終わり方が好き。やっぱり難しさはあるけれど、それを上回る読後感!戦争当時に生きようとする彼らの姿に胸を打たれたし、今の時代にも必要な精神だと思った。歌うぞ! もっと殴り方を教えてやりたいよ。自分らしく生きるための戦い方を。 自分が自分であることを否定する人間と戦うべきなのだ。 君が悩んでいるのは自分の正体を見つめようとしているからだ。とても真剣に生きているからだ。少数派である人が思うままに生きていけるかどうかによって、社会がどの程度上等かが分かるんだよ。 完璧に他人を理解する人間はいない。自分を完璧に理解する他人が一人でもいるか、と置き換えてみれば容易に理解できるこの事実を、人はなぜかしばしば忘れてしまう。
「同志少女よ敵を撃て」を読んでとても衝撃を受けたのでこちらも読んでみました。 どちらも第二次世界大戦中の話です。 第二次世界大戦中のドイツ=ユダヤ人虐殺という認識しかなく、エーデルヴァイス海賊団という組織があったことすら知らず…。 自分の無知さを思い知ります。 同じ状況下にあったときに私は虐殺等に声をあげることができるか?この子たちのように行動を起こすことができるか?と言われたら難しく、防空壕にいた大人のように見て見ぬふりしてしまうんだろうな…と思う自分が怖いです。 主人公たちは自分で考え、行動できる頭の良い子たちだなぁ、と感じました。 それなのにレオンハルトとドクトルが助からなかったのが悲しかったです。 ありきたりだけれど、正しさってなんだろうな…と考えてしまいました。
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