作品紹介・あらすじ
『そして、バトンは渡された』『夜明けのすべて』の著者の書下ろし長編
いまを生きる私たちの道標となる物語の誕生!
「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」
今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。
不自由で息苦しかった毎日。
家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。
多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。
それでも、あの日々が連れてきて...
感想・レビュー (6件)
いやぁ、いいね、瀬尾さんの本は。 前向きになれる。 登場人物の軽快さがとてもすき。 パパがいないのは冴えにはかわいそうだけど、ママは冴がいて最高に幸せ。今まで親も親戚もいなかったのに、こんなすてきな冴がいるんだもん。ラッキー過ぎる。 ママがいて私がいて十分幸せ。それが事実だ。 というママの人柄が好き。こんなふうに、子どもにまっすぐ伝えられる母でいたい。明るくいたい。 泣いていても時は進む。どれだけ悲しい出来事が起きても、大事なものを失っても、止まるものは何一つないのだ。 蒼葉くんと岸間さんを見るのが好きだった。他人をこんなふうに信頼したり大切に思えたりするんだと、そばにいると心地いい。二人の間で積み上げられているものが、穏やかで風通しのいい空気を作っている。自分も誰かに必要とされ、誰かに安心してもらえる存在になれたらどんなにいいだろう。
コロナ渦のなかで 何が幸せか どう生きていくのか どう生きてきたのか、どんな影響をその頃の子供らは受けたのか、考えさせられる
コロナで🏫休みになった子の15年先の話優しい世界
メチャメチャ良かった~。冴ちゃんと蒼葉がくっついてなお良し。瀬尾さんは裏切らない。今年一番心震えた!
コロナ禍での、人の思いを知った。 心温まる良いストーリーだった!教職希望ならば、最適!

