作品紹介・あらすじ
本の間から見つかった、亡き妻宛ての古い葉書。
妻の知られざる過去を追い、男は灯台を巡る旅に出るーー。
地方紙で連載されていた人気作、待望の文庫化!
板橋の商店街で、父の代から続く中華そば屋を営む康平は、一緒に店を切り盛りしてきた妻を急病で失って以来、長い間休業していた。ある日、分厚い本の間から、妻宛ての古い葉書を見つける。30年前の日付が記された葉書には、地図のような線画と数行の文章が添えられて...
感想・レビュー (4件)
宮本輝らしい内容。 人の心の機微や人と人との交流
うん。これは素晴らしい小説だった。
改めて灯台に興味を持つようになり、入道崎の灯台を見に行った。灯りがついた灯台が最高だった。