作品紹介・あらすじ
前回のシゲンの解呪で呪いを身体に残してしまったソラ。
命の限界を悟り、残された時間いっぱいシゲンのそばにいたいと願うが、
人質兼シゲンの妃候補として、延国からラウレンがやってくることとなり、
逢瀬を禁じられてしまう。いよいよ顔合わせの日。
ラウレンの顔を見るなり言葉を失ったシゲンの姿に、ソラは絶望にも似た思いを味わう。
だが実はラウレンこそが、前世でシゲンに呪いをかけた恋人の転生後の姿だった。ラウ...
感想・レビュー (1件)
あらすじ 前世の呪いの影響で百歳を超えて生きている耀国国王・シゲン。シゲンは60年前に呪術を禁じた。耀国では解術の技術も失われ、隣国から呪いを緩和するために呪術師ソラが派遣されることになった…。 世界観重視のファンタジーは楽しかった。 主人公ソラが最も影響をうけた人物を想像すると、ソラを育ててくれた叔母のタリヤではないでしょうか。 受けも攻めも真面目だし、側近にも型破りなキャラクターはいないのだけれど、3巻は、ボタボタ涙が落ちた。 怨嗟がうごめく呪術の世界。非業の死を遂げたコクウが50年後100年後に忌人となって転生してきた時、たとえ解術を失っても、忌人を助けようとしてくれる人間が多い未来になっていればいい。 国王シゲンが呪術に対する意識を変えようと、百十年、孤独に歩んだ道に思いをはせる。 陛下の側で照れくさそうに、けれど嬉しそうに笑うソラがとても可愛いかった。やっぱり読後感が爽やかなのは嬉しい。