アンダーグラウンド

アンダーグラウンド

村上春樹
講談社 (1999年2月1日発売)
ISBN:9784062639972
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

1995年3月20日の朝、東京の地下でほんとうに何が起こったのか。同年1月の阪神大震災につづいて日本中を震撼させたオウム真理教団による地下鉄サリン事件。この事件を境に日本人はどこへ行こうとしているのか、62人の関係者にインタビューを重ね、村上春樹が真相に迫るノンフィクション書き下ろし。 「はじめに」 千代田線 丸ノ内線(荻窪行き) 丸ノ内線(池袋行き/折り返し) 日比谷線(中目黒発) 日比谷線(北...

感想・レビュー (1件)

地下鉄サリン事件の被害に遭われた方々の証言のノンフィクションでした。 その方の筆者の印象→仕事や生い立ち→事件の日のことが60名以上にわたって書かれているため、本当に失礼なのですがちょっと飽きてしまう部分もありでした…。 一番印象に残ったのは皆さん被害に遭われても仕事に行かなくちゃ、と日常に戻ろうとするところ。倒れてる人がたくさんいて、自分も体調が悪くなっても「風邪だろう」とか、倒れてる人は「てんかんだろう」と判断して会社に向かおうとするのが印象的でした。「正常性バイアス」というそうなのですが、私もきっとそういう状況になったら同じ行動をとるのだろうな、と思います。 あたりまえのことだけれど、「普通の日常」の中に「事件」ってあるんだよなぁ…と思い知らされました。 この本を読んでから気になってオウム真理教のことを少し調べたのですが、当時マスコミや警察がそこまで危険視してなかったような印象を受けてゾッとしました。