作品紹介・あらすじ
皇室を巡るタブーに一石を投じる「問題小説」。
主人公のドキュメンタリストは、天皇の生の言葉を引き出したいという熱情に突き動かされ、象徴天皇制の本質に迫る番組企画を立ち上げた。
そして、ついに企画実現の突破口を探り出す!
感想・レビュー (2件)
平成天皇と皇后 不思議な世界。 カタシロ。 何なのかな〜。天皇って。 象徴って。?? 犯してはならない、書いてはいけないのに、書きたくなる何なのかな〜
かなり奇妙な本だった。地下ラビリンスのくだりは出来損ないの村上春樹のようだが、天皇制をタブー視しない姿勢は、強靭。一方で、天皇皇后への個人的な親しみ感満載振りは、理解はできるがアンバランスで、右翼対策かと穿ってしまうほど。