海

小川洋子
新潮社
ISBN:9784101215242
本棚登録:41

作品紹介・あらすじ

恋人の家を訪ねた青年が、海からの風が吹いて初めて鳴る“鳴鱗琴”について、一晩彼女の弟と語り合う表題作、言葉を失った少女と孤独なドアマンの交流を綴る「ひよこトラック」、思い出に題名をつけるという老人と観光ガイドの少年の話「ガイド」など、静謐で妖しくちょっと奇妙な七編。「今は失われてしまった何か」をずっと見続ける小川洋子の真髄。著者インタビューを併録。

感想・レビュー (2件)

久しぶりの短編集。短くて読みやすい。予想外の出来事が起きていつもはっとする驚きがあり面白かった。

不思議な本 あんまり共感できるところはなかったかな? 小川洋子は、博士の愛した数式以外は私には合わないかも