
chiii
2022年8月2日
3年ぶりにもう一度手に取った。 あの子がげんきかな、って確かめるように。 いつもあなたのこと心配してる。楽しめばいいのにって、もっと自由にすればいいのにって。あの子はそう思ってるよ。あの子は、苦しんでなんかない。恨んだり怒ったりしてない。 閉じこもっていても救われるわけでも解決できるわけでもない。 、、、と勝手にいいように思いたくて。 大切な存在だよ、と伝えたい。 瀬尾まいこさんの本はほっこりする😊誰にもないものをもっていたい、と思う梨木くんの気持ちは多くの人が共感するのかな。そして、固い雰囲気を纏う常磐さんはもっと共感した。優しくも次に背中を押してくれる一冊。 勝手に人の心を読んで、相手をわかった気になるのはたやすい。勇気を振り絞る必要もないし、相手も自分も傷つかず恥もかかずに済む。だけど、目の前の相手に踏み込むのは難しい。誤解もわだかまりも照れ臭さも生まずに、都合よく人の心に触れられるなんてことはないみたいだ。
掬えば手には
瀬尾 まいこ
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