2025年7月28日

強い感情は忘れません、というアンメットの言葉を思い出した。 痴呆にしても記憶喪失にしても知的障害にしても、一つひとつのできごとは覚えてられないかもしれないけれど、彼らの感情を大切にしたい。ほんの僅かでも、たとえ私の自己満足でも、たまには生き生きとした表情を見たい。 あなたが忘れてしまうであろうエピソードは、私が痴呆を病むまで覚えておくよ。

ネタバレを読む

痴呆を生きるということ

痴呆を生きるということ

小澤 勲

本棚登録:0