痴呆を生きるということ

痴呆を生きるということ

小澤 勲
岩波書店 (2003年7月18日発売)
ISBN:9784004308478
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作品紹介・あらすじ

はじめに 第一章 痴呆を病む、痴呆を生きる 1 病としての痴呆 2 生き方としての痴呆 第二章 痴呆を生きる姿 1 痴呆はどのような経過をたどるのか 2 私小説にみる痴呆老人の世界──耕治人を読む  (1) 『天井から降る哀しい音』──初期痴呆の世界  (2) 『どんなご縁で』──中期痴呆の世界  (3) 『そうかもしれない』──重度痴呆の世界 第三章 痴呆を生きるこころのありか ...

感想・レビュー (1件)

強い感情は忘れません、というアンメットの言葉を思い出した。 痴呆にしても記憶喪失にしても知的障害にしても、一つひとつのできごとは覚えてられないかもしれないけれど、彼らの感情を大切にしたい。ほんの僅かでも、たとえ私の自己満足でも、たまには生き生きとした表情を見たい。 あなたが忘れてしまうであろうエピソードは、私が痴呆を病むまで覚えておくよ。

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