作品紹介・あらすじ
はじめに
第一章 痴呆を病む、痴呆を生きる
1 病としての痴呆
2 生き方としての痴呆
第二章 痴呆を生きる姿
1 痴呆はどのような経過をたどるのか
2 私小説にみる痴呆老人の世界──耕治人を読む
(1) 『天井から降る哀しい音』──初期痴呆の世界
(2) 『どんなご縁で』──中期痴呆の世界
(3) 『そうかもしれない』──重度痴呆の世界
第三章 痴呆を生きるこころのありか
...
感想・レビュー (1件)
強い感情は忘れません、というアンメットの言葉を思い出した。 痴呆にしても記憶喪失にしても知的障害にしても、一つひとつのできごとは覚えてられないかもしれないけれど、彼らの感情を大切にしたい。ほんの僅かでも、たとえ私の自己満足でも、たまには生き生きとした表情を見たい。 あなたが忘れてしまうであろうエピソードは、私が痴呆を病むまで覚えておくよ。
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