作品紹介・あらすじ
2024年 第22回 開高健ノンフィクション賞 受賞作。
JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。
執拗な取材の果て、辿り着いたのは、
国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。
【あらすじ】
人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか...
感想・レビュー (2件)
11/17読み終わり。身近な地域なのに、この不正事件のことを知らなかった…。中盤から飛ばし読み。取材記録が実名でバンバン公表されて、この影響ってどんななんだろう。
JA職員だった男が対馬の海に車ごとダイブした。その後に暴かれた不正の数々。筆者はその背景にうごめく無数の欲と罪の存在に迫る。