
レビュー (4件)
読み始めた時、事件の内容が余りにも悲惨で読むのが嫌になっていたけど、読み進めるうちにいろいろ考えさせられる作品だと分かって来た。 未成年者の犯罪について、少年法の不備欠陥について、いろいろ考えさせられる。被害者の父親の気持ちは充分理解出来る。結末は何かやるせない気持ちになるが、最後の刑事達の会話でホッとする。
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タイトルそのもの。まさに『さまよう刃』。目には目を歯には歯を、とはいうけれど。 人間的に生きることは、必ずしも理性的に生きることではないのだな。 私達が人間として最も恐れるものは、絶望なのかもしれない。
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