作品紹介・あらすじ
芥川賞受賞第一作。
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作(「いい子のあくび」)。
郷里の友人が結婚することになったので式に出て欲しいという。祝福したい気持ち...
感想・レビュー (5件)
黒い部分、むき出しの自分、わからなくはないけど、本当の自分ってわけでもないんだろうな。表と裏ってわけでもないんだろうな。なんかスッキリしない本。
自分の中にだけ思っている黒い感情 分かる分かると思いながら これが本に書かれるくらいだから 世の中の人はみんな分かる分かると思うのだろうかと思った 私が思っているみたいに お腹の中では黒い気持ちをもちながら 顔は卒なく 暮らしているんだろうか
とても好きな作品です。 女性の、人間の心理がとてもよく描かれていて、読んでいて引き込まれたし、分かるなという部分がとても沢山ありました。
そんなにおもしろいのか
