虚構推理 忍法虚構推理

虚構推理 忍法虚構推理

城平京/片瀬茶柴
講談社 (2025年10月15日発売)
ISBN:9784065412626
本棚登録:4

作品紹介・あらすじ

九郎と琴子の運命に、ひとつの答え。 出所不明の忍法帖小説。モデルは九郎!? 小説漫画累計500万部ミステリ、大いなる転機。 本格推理作家・城平京による本格ミステリ大賞受賞シリーズ、 『虚構推理』最新作! ☆☆☆ WEBに投稿された小説『真九郎忍法料理帖』を見つけた琴子は、 作者が六花ではないかと疑う。 理由は、九郎がモデルにされているから。 しかし六花に覚えはなくーー。 誰が、なんのために。 ...

感想・レビュー (1件)

城平京「虚構推理 忍法虚構推理」読了。 澤村伊智の比嘉姉妹シリーズと並ぶほど大好きなシリーズ。今回は短編が2編と長編が1編の合わせて3編。短編の方は九郎メインの話で、九郎の高校時代の同級生が2人登場。なので琴子はちょっとだけ。でもそれはそれで充分面白い。九郎の高校時代が知れていい感じ。この2編で物語をあっためておいての迎える長編。 いやぁーー素晴らしいかった。これぞ虚構推理の真骨頂。めっちゃよかった。もしかして虚構推理のシリーズこれでラストなのと思わせるぐらいの出来だ。いやラストでもいいかもしれない(うそ)。最後はちょっと鳥肌がたった。 「真実でも証拠でもないものであっても、しかるべき理屈と説得力、信じたくなる物語があれば、それは真実であり、動かぬ証拠として認識され、現実に力を持つ」これよこれ。ああたまらない。シリーズ最初の鋼人七瀬を彷彿とさせる物語。 まだまだ琴子と九郎の話を読みたい。ほんといいキャラクターができると、作家さんは勝ちだと思う。だってそのキャラに会いたいがためにずっとシリーズを買ってしまうもの。