広重ぶるう

広重ぶるう

梶よう子
新潮社 (2024年1月29日発売)
ISBN:9784101209555
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作品紹介・あらすじ

描きたいんだ、江戸の空を、深くて艶のあるこの「藍色」でーー。武家に生まれた歌川広重は絵師を志すが、人気を博していたのは葛飾北斎や歌川国貞。広重の美人画や役者絵は酷評され、鳴かず飛ばず。切歯扼腕するなかで、広重が出会ったのは、舶来の顔料「ベロ藍」だった。遅咲きの絵師が日本を代表する「名所の広重」になるまでの、意地と涙の人生を鮮やかに描く傑作。新田次郎文学賞受賞。

感想・レビュー (1件)

てやんでい精神満載でこれぞ江戸っ子気質の広重が全編に渡って小気味よく描かれている。クスッと笑えるところ、ホロッと涙する場面がほどよくちりばめられ、心地よく読める。あの蔦重とは時代が異なるのだが、同じような江戸っ子気質が生きている。ラストは…泣けるね💧