作品紹介・あらすじ
ウクライナ難民で始まった話ではない。
ミャンマー、スリランカ、イラン、アフガニスタン、そしてアフリカの国々から……。
命からがら、日本にたどり着いた人たちを、
私たちは、どう受け入れてきたのか?
『エンド・オブ・ライフ』でYahoo!ニュース|本屋大賞2020年ノンフィクション本大賞を受賞した佐々涼子の受賞後第一作。
かつて日本語教師として在留外国人と接してきた作家が、人間の心の奥に潜むボー...
感想・レビュー (2件)
日本の難民に対する対応がいかに酷く非人道的なのが良くわかり、問題提起した作品。アメリカなどの難民問題が大統領選挙で良くマスコミで報道されるが、日本の難民支援の実情は余りマスコミも報道していない。日本の難民認定者が他国に比べて少ないのにびっくり。恥ずべ問題。
涙無しには読めない。鎌倉に難民センターがあったのか、という驚き。入管はひどいとは聞いていたけれど、ここまでとは。当たり前に生きることがどれだけ難しいかわかった。