満願

満願

米澤穂信
新潮社
ISBN:9784101287843
本棚登録:346

作品紹介・あらすじ

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。

感想・レビュー (4件)

救いは求めてはいけない。自分の不幸は他人の幸福に中る。幸福のためならば何でもやるのが人か。

巻頭の夜警はドラマで見た なかなか志向が凝っていて楽しめた

前に読んだような? 不思議な感じでした✨

なるほど面白かった 全てのお話で感じたのは、ラスト一行が秀逸過ぎる 『柘榴』一番嫌な気持ちになった 『関守』怖すぎ…映像で観たい ほかのお話もどれもこれも薄気味悪く、読み終わったあとにぐるぐる考えてしまった 楽しいひとときをありがとう