作品紹介・あらすじ
「愛した彼は体を売って、生きていた」
2023年初春、本作品の映画化が決定。出演は鈴木亮平、宮沢氷魚。文庫版には鈴木亮平の特別寄稿を収録。
「母が死んで、『死にたい』と思っていた僕の何かは死んだ」。14歳で母を亡くした浩輔は、同性愛者である本当の自分の姿を押し殺しながら過ごした思春期を経て、しがらみのない東京で開放感に満ちた日々を送っていた。30代半ばにさしかかったある日、癌に冒された母と...
感想・レビュー (2件)
エゴなのか愛なのか 相手が心から感謝していたんだから、愛なんじゃないかねと思う
色んな意味で生きづらい社会の現実を目の前につきつけられた気分。 単なる同性愛の話でなく、母親への愛の物語でもあり、途上波打つ感情極まり涙止まらず。 受け側が愛と感じれば、それはエゴではないと思う。 映画化主演の鈴木亮平さんのあとがきにも心撃ち抜かれた。
