
レビュー (2件)
心が温かくなる本だった。母と娘、その友達(偶然人違いで友達になった)が4人で暮らす話。雨漏りを大鍋小鍋で防ぐところや、ラップの掛け合い、河童のミイラをリビングに飾るところや、クスクス笑えるところが満載で、私の好きな三浦しをんだなと思った。
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この家に住む鶴代と、その娘で刺繍作家の佐知(37)と雪乃(37)と多美恵(27) 昔からの友人ではない3人が、ひょんなことから知り合い一緒に住むようになる。先代からの使用人?の山田と鶴代に追い出された後に浮遊する霊となった佐知の父親 リアルな話にファンタジーが混ざって、ごちゃ混ぜではあるんだけど、父を知らずに育った佐知の苦悩とアラフォーでもう結婚はないのかなあと思いつつ小さく芽生える恋心、現状に大満足!なわけではないけど今の幸せが続けばいいと思う気持ち うーん、共感が多かったなあ ちょいちょい挟まれるギャグに思わず笑ってしまって危険 最後の一節はとても幸せで、そうだと良いなあと思わずにいられない 「きみたちは見守られている。私に。すでにこの世にはいない多くのものに。知らないだろう。それでいい。きみたちは生きているのだから。」
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