匿名ユーザー
4件のレビュー
レビュー
巻末に取材ノートよりという数ページがあるが、その取材をこのような小説に膨らませることのすごさ。 新田次郎の山小説はやっぱり面白い
槍ヶ岳開山
新田 次郎
本棚登録:0人
なんでもない風景の中に、きみはいつも特別なものをみていた。 きみは捨てるものなど、何ももっていなかった。 麦畑の中にきみの空がある。 空の中にぼくらの麦畑がある。 そこらは金と青の風の匂いでいっぱいだ。
にいさん
伊勢英子
本棚登録:7人
何かを覚えることは、何かを得るということだろうか。違う。覚えることは、覚えて得るものよりも、もっとずっと、多くのものを失うことだ。
幼い子は微笑む
長田 弘/いせ ひでこ
本棚登録:0人
教育、災害、高齢者医療など幅広いテーマに対し真摯にそして人間的に向き合い、大切なものは何かということを思い出させてくれる一冊。石に言葉を教えるという小編はとても素敵。柱の痛みを感じるアニミズム、アイヌや賢治に通じるという。人間はあまりに遠くに来すぎたのでは?
石に言葉を教える
柳田邦男
本棚登録:0人