槍ヶ岳開山

槍ヶ岳開山

新田 次郎
文藝春秋 (2010年3月10日発売)
ISBN:9784167112387
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作品紹介・あらすじ

文化10年、富山の百姓一揆にまきこまれ、過って妻のおはまを刺殺してしまった岩松は、国を捨てて出家した。罪の償いに厳しい修行をみずから求めた彼を絶え間なく襲うのは、おはまへの未練と煩悩であった。妻殺しの呵責に苦しみつつ、未踏の岩峰・槍ヶ岳初登攀に成功した修行僧・播隆の生きざまを雄渾に描く、長篇伝記小説。

感想・レビュー (1件)

巻末に取材ノートよりという数ページがあるが、その取材をこのような小説に膨らませることのすごさ。 新田次郎の山小説はやっぱり面白い