匿名ユーザー
7件のレビュー
レビュー
良い言葉の連なりだった。 著者が参加しているグループの音楽に興味を引かれたことは無かったけれど、物語の中に時折現れるリフレインやいくつもの旋律の重なりは大変調和が取れていて、音楽も言葉も同じなのだなと思わされた。 私には彼らの音より彼の言葉の方が理解しやすかったという事なんだろう。まあ相性あるからね… もっとこの方の文を読みたい。
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おもいでがまっている
清志 まれ
言葉の扱いに不安がなく骨太で、エンタテインメント性も高く、読むに苦労が全く無かった。 よくある感情ベタベタの戦記物ではない(百田氏の御本を思い出し少し笑った)。 共感できる主人公たちの心の動きをベースに、現代でなければ書き得ない新しい視点から描かれていて大変に面白かった。若く無垢でも老いても疲れても死の床にあっても額を上げエレアルを仰ぐことはできる、と嬉しく思った。
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南洋のエレアル
中路啓太