るぅ
レビュー
50代に訪れる事が書かれた本。 自分は今30代。それなりに生きてきたと思って、ある種「もう30なんだから」という呪いにかかりやすくなっている。 でもこの本で、「50歳はどう考えても人生の折り返し地点。つまり今まで生きてきた時間より、これから過ごす時間のほうが短くなる」とあった。 そうだよ!「もう30過ぎだなぁ...」としおれている場合じゃない。ざっと見積もって折り返しまで別にまだ20年、少なく見て10年はあるわけで。 しおしおして何もやろうとしないのは未来の自分に怒られちゃうよなって思いました。「この10年、何してたんだよバカ!」って怒られないように、もう一回気を引き締めて一日一日を歩もうって思いました。
50代の暮らしって、こんなふう。
岸本 葉子
人の行動には「別にお得じゃないのにやってしまう行動」があるんだなって思った。 映画がつまらなくても元を取ろうとして途中で見るのをやめないとか。(払ったお金は戻ってこないのだから、つまらないなら退出して他のことに使った方が良い) 「気に入らなかったら返品できます!」はほぼ返品されないとか。 自分に馴染みのあるものを選択しがちだとか。
知らないと損する経済とおかねの超基本1年生
大江英樹
お互いに景色を見ながら話すこと。 会話をして相手を知ることが大事だと思ってたけど、たしかにそこがゴールじゃなかった。 互いに向き合うのではなく、互いに景色を見ながら話すのだ。一緒に人生を歩む仲間として。
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会って、話すこと。
田中泰延
劇的になにか価値観が変わった訳では無いが、ボランティアというものをなにか特別なことと思ったりするのは違うかなと思った。 ボランティアが出来るのは自分が恵まれているから、無料の仕事をしても食いっぱぐれないからと言ってたのはたしかにそうだと。 多くのお金に囲まれると「世のため人のためになにかせねば」という気持ちに駆られてボランティアを行うという心理は理にかなっていると感じた。「売名だろ」と詰られ「売名です」と答えるのは、相手に「売名じゃないよ」と云々言ったところで納得しない、そこで納得してもらえるように言葉を尽くすのはただの苦労、だったら「売名です」と言ってしまったほうが要らぬ苦労をしなくて良い。人が発した言葉が全てではないんだな、表面だけ見ないようにしようと自戒。 死にそうな人に「死は怖くない」と言い続ける、それはどう理にかなっているけど、「死なないよ」と言う。合理的ではないけれど、「死なないよ」と言う。そういうときの心境、なんかわかる。でも自分だったら何も言えなくなっちゃう。「死なないよ」と言えるくらい、合理を超えた強い優しさを持てる人になりたい。 あとオシャレなおばあさんになりたい。 そんなふうに思った本でした。
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「無償」の仕事
永六輔
登山やってみたいなーという軽い気持ちで読み始めて正解だったと思えた本だった。 紹介されていた山が近所ではないので自分で近くの山を調べよう。 ゴールに到達したときのおにぎり美味しそうだな、とそれだけでも登山したいという気持ちに拍車をかける。友達も連れて行ったらなおさら楽しそうだ。
あした、山へ行こう! 日帰り「山女子」のすすめ
鈴木 みき
本当に読んだのは「生き方上手はくよくよしない」。相手に気を使わせる謝り方に納得。「申し訳ない感」を出すのが大事だと思ってたけど、誰かに注意する立場にもなってきた最近は、申し訳ない感はなく「わかりました!」と元気に受け取ったほうが良かったんだなと思った。
生き方上手はよく笑う
斎藤 茂太