最初の星は最後の家のようだ

最初の星は最後の家のようだ

太田愛
光文社 (2025年6月25日発売)
ISBN:9784334106751
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作品紹介・あらすじ

ドラマ「相棒」などの脚本家としても活躍し、『未明の砦』で大藪春彦賞を受賞。骨太の社会派サスペンスの書き手として独自の存在感を発揮する太田愛のもう一つの顔。日本推理作家協会賞候補となった「夏を刈る」、半自伝的小説「給水塔」を含む待望の第一短編集。

感想・レビュー (1件)

12/5読み終わり。なんかゾワゾウ怖かった。短編集なんだけど、殺人や死にまつわる話。子供の頃、親に誘導されて地下室でキャンプと称して過ごすが、それは戦争の惨禍から逃れるために両親が子供を誘導して、守ってくれた話や取り壊される団地の最後の住人となった主人公の昔の記憶の話(最後は文具店の主人からもらったノートを破って丸めた紙に火をつけて自殺?)や。久しぶりの太田愛さんで楽しみだったけど、今までとテイストが違って合わなかった。