作品紹介・あらすじ
夢の甲子園。名門校補欠球児たちの熱き物語
「あの頃の友達はどうしてる?」恋人の言葉で甦る、封印した高校時代の記憶。甲子園の名門校、補欠野球部員として、夢にすがり、破れ、一番大事なものを知った。映画化もされた青春小説。(解説/森 義隆)
感想・レビュー (2件)
おもろかった👍早見和真のデビュー作サイコーでした~!
甲子園が開幕し、高校球児が熱い闘いを繰り広げるなか、一気に読んでしまった。私達は高校球児を「野球に情熱を注ぐ純粋な子」と神聖化してしまうけど、素顔は普通の高校生と変わりない。何が違うかと言えば、甲子園という目標があり、その目標を共有する仲間がいるということ。それがあるから、華の高校生活を犠牲にしてまで野球に打ち込める。でもその仲間の絆にいったん綻びが見えはじめると⋯ めちゃくちゃ青臭い青春小説。この時期に読むと一段と面白い!
