2025年9月24日
単行本未収録のミステリ6編でバリエーションに富んだ一冊。随所に著者の遊び心とミステリ愛の強さを感じた。 火村とアリスが奇怪な殺人事件に挑む表題作も面白かったが、一番好みだったのは「ミステリ作家とその弟子」。桃太郎やうさぎとカメの斬新な解釈には笑ってしまった。
有栖川 有栖