世界インフレの謎

世界インフレの謎

渡辺 努
講談社 (2022年10月20日発売)
ISBN:9784065294383
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作品紹介・あらすじ

なぜ世界は突如として物価高の波に飲み込まれたのか? ウクライナの戦争はその原因ではないことは、データがはっきりと示している。 では真犯人は……? 元日銀マンの物価理論トップランナー、異例のヒット『物価とは何か』の著者が、問題の核心を徹底考察する緊急出版! なぜ急にインフレがはじまったのか? だれも予想できなかったのか? ーー経済学者も中央銀行も読み間違えた! ウクライナ戦争は原因ではない? ...

感想・レビュー (3件)

まあ良かった。 ニュースで聞く言葉の意味が分かるようになった。

インフレは、需要と供給のマッチング 従来は、需要が強くなることに対して、中央銀行、政府が金融政策等を行なってきた。 今のインフレは、ウクライナ戦争の前から始まっている。 需要側の問題ではなく、供給側の問題。 サプライチェーンの崩壊によるもの。 パウエルの金融引き締めは、処方箋の一つであるが、それが確実に効くかはわからん。 日本は、デフレと急性のインフレ。 たぶん、企業が調整弁になってる。 政府とか日銀が信用できないからじゃないかな。