作品紹介・あらすじ
どうしても「読み終えられない本」があるーー。その名も『熱帯』。
この本を探し求める作家の森見登美彦はある日、〈沈黙読書会〉なる催しでふしぎな女性に出会う。彼女は言った「あなたは、何もご存じない」と。
『熱帯』の秘密を解き明かすべく組織された〈学団〉と、彼らがたどり着いた〈暴夜書房〉。
東京・有楽町からはじまった物語は、いつしか京都、さらには予想もしなかった地平へと突き進む。
感想・レビュー (2件)
まあまあ
森見登美彦「熱帯」読了。 面白かった。 全5章と後記でなりたってるのだけど、 最後の4章の途中からは一気に読んでしまった。 読み終わった今、 千一夜物語がとても読んでみたくなっている。 今回のお話は、 読み進めるにつれ、 物語の深みへ深みへと どんどんもぐっていく構造。 その引き込み方がうまい。 そして、最後まで読んだときの感じね。 大好きな小説、ドグラマグラとも 通じる部分がある気がする。 森見登美彦さんといったら 夜は短しとか、有頂天家族とかの 明るく楽しくわくわくする感じの小説と、 夜行とか狐の話みたいな すこしゾワっとする感じのものと 2パターンあるんだけど、 今回のはそのどちらとも違った そしてどちらでもあるような 不思議なお話。 やっぱ森見登美彦さん好きだなあ。
