作品紹介・あらすじ
磨きをかけた悪の手管で、しぶしぶ善をなす、あの長屋の面々が帰ってきた! 表向きは善人ばかり、実は悪党揃いの善人長屋に、大事な根付を失くして憔悴するお内儀が訪ねてきた。加助の人助け癖がまた出たと嘆息する一同だったが、その根付がかつて江戸を騒がせた盗賊・白狐の持ち物とわかりーー。「白狐」「三枚の絵文」など六話を収録。粋な情けと謎解きで大向こうを唸らせる大人気シリーズ最新刊!
感想・レビュー (2件)
面白い 善人長屋のじけん
構成の見事さに唸らされる、善人長屋シリーズ第4弾。 是非最後まで一気読みしてほしい。 最初の「白狐」だけを読んだ時点では、今回は小粒な連作集だな、などと思ったが、とんだ見当違いだった。ただの序章だから地味だったのだ。 また善人長屋の皆に会いたい。次作にも期待。