作品紹介・あらすじ
算数や国語の学力、粘り強さ、自己制御力、思いやり……、生まれた瞬間から最初の数年間に、親や保育者が子どもとどれだけ「話したか」ですべてが決まる。日本の子育て、保育が抱える課題とその解決策を、科学的な裏づけと著者自身の具体的な実践から示した書。
第1章 つながり:小児人工内耳外科医が社会科学者になったわけ
第2章 ハートとリズリー:保護者の話し言葉をめぐる先駆者
第3章 脳の可塑性:脳...
感想・レビュー (1件)
小さいこどもを持つ親にはぜひ読んでほしい本。0歳から3歳までの親子の会話が将来のこどもの能力の開花に大きく影響する、これを知っていたら、果てしなく不毛に感じる赤ちゃんとの時間にも意味を見出して積極的に関わることができる。(私の娘はもうすぐ1歳なので、もっと早く読んでおけばよかった) また、こどもに冷たい態度をとったり怒鳴ったりしてストレスを与えることは、前頭前野の発達を妨げ自制心の欠如につながると知り、これまでの衝動的イライラが嘘みたいに収まって、娘に怒鳴る気はしなくなった。 本の後半は、著者が言葉の格差を社会的問題として解決を目指す思いがよく伝わってきた。役者解説では、特に日本社会の傾向も踏まえて本課題についての考察もされており、非常に共感した。