壊れた家族が各々の人生をリスタートさせる物語。 どうにも煮え切らない主人公に苛つくも、人は大事な人に認めてもらえたり必要にされるだけで前に進める生き物だということを改めて思い知る作品だった。夜行バスで行ったり来たりの中揺れ動く心情描写も鮮やか。