作品紹介・あらすじ
第169回直木三十五賞受賞作
やる気なし
使命感なし
執着なし
なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか？
動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。
足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。
一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。後醍...
感想・レビュー (7件)
直木賞の作品、初めて読んだ。寒川図書館
鎌倉から室町幕府への流れがよく分かった。足利兄弟の繋がり、絆あっぱれ
戦の天才にしてメンヘラの尊氏、結局はブラコンの直義、結局主家の犠牲になった師直。 意外と面白い室町幕府。
長い。足利尊氏がだらしなく弟の直義が苦労していることを、繰り返し繰り返し…。もっと短く出来るのではと思った。
足利尊氏兄弟伝記
ずっと読みたかった太平記の決定版。