心がめあて

心がめあて

鈴木晴香
本棚登録:1
左右社 (2021年6月30日発売)
ISBN:9784865280388

レビュー (1件)

P6 眠っていたことに気がつくのはいつも目が覚めてから ひかりのなかで P8 君よりも君の躰が好きだって言われても私ここにいるしか 白ければ雪、透明なら雨と呼ぶ わからなければそれは涙だ P11 思い出は増えるというより重なってどのドアもどの鍵でも開く P13 悲しみをかくまうためにちょうどいい躰と思う湯冷めしていて P14 今きみが触れているのはこころかもしれないから優しくはしないで P15 素裸で体重計に乗っている知りたいのはこんなことだろうか P35 テルミンと手との関係 恋人でなくなったあと友達でもない P48 ふたりきりになったとしても丸ノ内線ですかって言うだけだろう P84 革命前夜 空腹を満たすものだけを美しいと言ってしまえばいい P108 手に入れるものはいつかは失くすものだからあなたを手渡さないで P113 誓わないと誓ってほしい 永遠をまだ誰も見たことがないから P157 君と見たどんな景色も結局はわたしひとりが見ていたものだ

ネタバレを読む

0