パレートの誤算

パレートの誤算

柚月裕子
祥伝社 (2014年10月10日発売)
ISBN:9784396634490
本棚登録:62

作品紹介・あらすじ

ケースワーカーはなぜ殺されたのか。優秀な先輩の素顔を追って、女性ワーカーが生活保護の闇を炙り出す!受給者、ケースワーカー、役人…それぞれの思惑が交錯する渾身の社会派サスペンス!

感想・レビュー (2件)

生活保護費の不正受給を絡めたサスペンス。おもしろかったがちょっと暗くてしんどかったから星4。

「悪い夏」を読んで生活保護の不正受給とかに興味を持ったのでこちらも読んでみました。 働けそうな受給者がいっぱいいる…くらいの軽い問題提起の感じの作品かな、と考えていたら、暴力団の不正受給からの殺人事件、誘拐事件、さらには黒幕が役場の上司!とてんこもりでした。 主人公たちの正義感も、刑事の偉そうな喋り方も、暴力団の一市民である主人公への襲撃もこんな人(事)あるかな…?と思いましたが、ハラハラ楽しく読めました。

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