作品紹介・あらすじ
【第39回新田次郎文学賞受賞作】
大藪春彦賞受賞後第一作!
明治時代の札幌で蚕が桑を食べる音を子守唄に育った少女が見つめる父の姿。「未来なんて全て鉈で刻んでしまえればいいのに」(「蛹の家」)
昭和初期、北見ではハッカ栽培が盛んだった。リツ子の夫は出征したまま帰らぬ人となり、日本産ハッカも衰退していく。「全く無くなるわけでない。形を変えて、また生きられる」(「翠に蔓延る」)
昭和三十五年、江別市。...
感想・レビュー (1件)
描写が生々しく、結構重たい内容。読み終わった後に、日天で以前、安住紳一郎アナと軽快に喋ってたおばちゃんだと気づく。内容とのアンバランスさに驚き🫢