作品紹介・あらすじ
第73回日本推理作家協会賞 長編および連作短編集部門 受賞作
第41回吉川英治文学新人賞 受賞作
第162回直木三十五賞 候補作
首都圏の巨大ショッピングモール「スワン」で起きたテロ事件。
死者二十一名、重軽傷者十七名を出した前代未聞の悲劇の渦中で、犯人と接しながら、高校生のいずみは事件を生き延びた。
しかし、取り戻したはずの平穏な日々は、同じく事件に遭遇し、大けがをして入院中の同級生・小梢の告...
感想・レビュー (2件)
ここ最近で一番面白かったです！ そんなにたくさん本を読んでいるわけではないですが、今まで読んだことないストーリーでとても新しく感じ、そして面白かったです。「爆弾」を読んだ時にも読んだことがない展開で驚いたのでこの作者の方は本当にすごい…と思いました。 スワンでの乱射事件で生き残った人は、被害者でしかないのに犯人が自殺していることもあり、混乱している事件の際の行動で責められてしまうのが読んでいて辛くて…。 最後、いずみの不可解な行動とか嘘の意味がわかるのですが、その勇気ある決断に心が揺さぶられました。
ショッピングモールで銃殺事件 かなり残酷な物語。 途中、よくわからないときがあるが最後までハラハラドキドキして楽しめた