舶来屋

舶来屋

幸田 真音
新潮社 (2012年2月1日発売)
ISBN:9784101217291
本棚登録:0

作品紹介・あらすじ

闇市から出発し、エルメス、グッチ、セリーヌ、エトロ…数々の一流品を日本に紹介した銀座の高級ブティック「サンモトヤマ」。その創業者・茂登山長市郎は戦時中に天津で出会った西洋の逸品の買い付けに奔走する。パリやフィレンツェの老舗で何度門前払いされても挫けず、そして出会った幸運。日本人の逞しさ、美しい物への愛、商人の矜持を鮮やかに描いた、痛快で心にしみる一代記。

感想・レビュー (1件)

人の心を動かすには何が必要か。 商売を通して、どんな時も相手を尊重し、高い視点を持った行動をすること。時には、自分が損をすることもある。でも目先の利益に囚われるのではなく、1人の人間としてどうあるべきなのか、世の中の為になることは何なのか。時代が移り変わってもその気概がある限り、自信を持って行動できる。現地法人を作ったエルメスに自分から日本での販売権を返却した茂里谷。 その潔さは、エルメスの社長の心を動かす。 常にお客様を喜ばせたいと言う思いで行動してきた。 フィレンツェの教会の扉を架け変えたのも縁あってのこと。